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東日本大震災から10年 ケミカルグラウトの軌跡

2011年(平成23年)3月11日14時46分に東北地方を震源とし、未曾有の大震災となった東日本大震災から10年
ケミカルグラウトは震災直後から地盤改良を中心に社会インフラの復旧に努めてまいりました。
ここに、その軌跡を一部ご紹介いたします。

女川町震災復興事業

女川町は東日本大震災の際に発生した最大17mの津波で、壊滅的な被害を受けました。弊社は市街地エリアから離半島エリアに渡る広域な範囲のインフラ整備として、2012年から2020年にかけて多くの整備工事に携わってきました。その内容は地盤改良工事、法面保護工事、基礎工事、既設管更生工事他と多岐にわたるものでした。
復興工事が進む中で、住民との繫がりが日に日に拡がっていき、現在では表1の写真のような状態の街に再生させ、女川町が復興する事が出来ました。これからも人との縁・つながりを大切なものとして、更なる工事に誠意を持って携わっていきたいと考えております。

浦安市液状化対策工事

東日本大震災によって液状化被害が発生し恒久対策が望まれました。「新しい設計評価手法」と当社の開発した超小型施工機械による高圧噴射撹拌工法「エコタイト工法」を用いた事で、住民が居住したままでの液状化対策を実現しました。宅地と道路を一体とした液状化対策を実施した事で、地震時のインフラへの影響も抑えられ、”安心・安全”な居住環境となりました。

エコタイト工法CGイメージ

また、浦安市東野3丁目地区液状化対策工事にて適用された当社と竹中土木、竹中工務店と共同で開発した当技術は、2020年第22回国土技術開発賞におきまして最優秀賞を受賞しました。

第22回 国⼟技術開発賞授賞式

ケミカルグラウトが担当した主な震災関連工事

国道45号白井地区道路工事 2014.12〜2019.03 岩手
宮古市田老地区震災復興事業 2013.06〜2017.02 岩手
閉伊川災害復旧水門工事 2014.03〜 施工中 岩手
宮古盛岡横断道路新区界トンネル工事 2014.02〜2019.08 岩手
高田地区海岸災害復旧工事 2013.03〜2016.12 岩手
国道45号長部高架橋上部工工事 2012.10〜2020.09 岩手
女川町震災復興事業 2014.03〜2017.03 宮城
女川町浦宿都市下水路災害復旧建設工事 2016.03〜施工中 宮城
女川原子力発電所関連工事(防潮堤等) 2011.03〜施工中 宮城
JR仙石線東名工区復旧工事 2013.12〜2015.12 宮城
蒲生北部被災市街地復興土地区画整理事業 2015.04〜施工中 宮城
JR常盤線坂元工区 2014.01〜2016.10 宮城
小峰城跡石垣復旧工事 2013.09〜2018.07 福島
富岡町対策地域内廃棄物処理業務 (破砕選別、減容化処理) 2014.03〜2019.10 福島
凍土方式陸側遮水壁工事 2011.03〜施工中 福島
浦安市東野三丁目地区市街地液状化対策工事 2018.04〜2019.01 千葉

その他合計 67件

  • オーダーメイドシステム

    機械・ツールスの小型化、改良体の径と強度を自在にコントロールするケミカルグラウトのオーダーメイドジェットシステム

  • 環境配慮型技術

    自然地盤との調和、CO2の排出抑制など環境に配慮する工法・技術紹介

  • 雑感

    地震や液状化、地盤凍結について、当社社員による雑感を掲載しています。

  • 技術論文

    当社の技術に関する各種論文紹介