地盤には一箇所として同じところはありません。
同じ工法を用いて同じ作業を行っても、地盤内が全く同じではないため、「確かな品質」を得ることができない場合があります。
「確かな品質」を生み出すためには、優れた設計や工法だけではなく、状況に対応できる施工力も重要な要素です。
施工を行う前に、起こりえる問題を予測、必要な準備を行い、施工中は、わずかな異常の兆候でも感知、適切な対処を行い、施工後は、経験をデータ化して次の施工にフィードバックするといった、「見える化」につながる努力が重要であり、当社では豊富な知識と経験に裏打ちされた人材と施工システムによって、これを行っています。
毎年一回、「技術報告会」を社内で開催し、その年の工事の中から、重要な工事を選抜し報告発表を行うことで、全社で経験を共有します。この会合には、海外の同業者であるKeller Inc.(本社:英国)やHayward Baker Inc.(米国) から技術者を招待し、日本の業者と全く異なった視点から生まれる意見を参考にすると共に、海外での施工事例や施工技術の情報収集も行っています。
昨今の厳しい建設環境では、優秀な現場作業員の確保が「確かな品質」に非常に重要な要素です。当社は、協力会社を直営とすることで、協力会社に当社と同等の社員教育を行い、当社の技術と工法に熟知した優秀な現場作業員を確保しています。