SDGsと事業活動

2030年までに持続可能でより良い世界を目指す国際目標、SDGs。
ケミカルグラウトはSDGsの理念に寄り添い、国内外の社会基盤整備を通した60年の企業活動を土台に、
2030年、さらにその先を見据えた持続可能な社会実現に向け取り組んでいきます。

60年の企業活動を通じた
社会課題解決の足跡

  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任 つかう責任

利便性に優れたインフラ構築、強靭な国土づくりなど、さまざまな社会基盤整備に取り組んできました。

  • 1963

    創業

    天に高く、地に深く。高まる地下利用のニーズをとらえ、
    増大する軟弱地盤処理の分野に着目。
    ケミカルグラウト創業。

  • 1967

    青函トンネル止水工事を
    20年にわたり担当

    本州と北海道が海底でつながる世紀のビッグプロジェクト。海底の異常出水対策に止水技術をもって参入。

    青函トンネル止水工事
  • 1980年代

    ウォーターフロント開発

    空港沖合展開、高速道路整備はじめ、全国規模でのウォーターフロント開発における軟弱地盤対策の数々。

    羽田空港沖合展開地盤改良工事
  • 1995~

    阪神・淡路大震災からの
    復興

    阪神・淡路大震災で被災した鉄道、高速道路、橋梁、護岸などの復旧に携わる。

    阪神・淡路大地震 神戸大橋復旧工事
  • 2003

    精密部品製作工場「鶴見テクノプラザ」(現テクノセンター)を新設

    先端技術に対応する精密部品製作・整備工場を新設する。

    テクノセンターの精密部品製作用機械

  • 2004~

    中越地震からの復興

    中越地震で被災した鉄道、高速道路、発電所などの復旧に携わる。

  • 2005

    倉敷国家石油ガス備蓄基地

    日本で初めて常温高圧の液化石油ガス(LPG)を地下岩盤内に貯蔵する国家備蓄基地。
    当社は岩盤グラウチングを施工。

    倉敷基地プロパン貯蔵1工事
  • 2007

    東京駅丸ノ内本屋

    国の重要文化財の改修・復元および駅舎全体の免震化にあたり、「駅機能を止めない居ながら施工」による山留壁築造と既存松杭に替わる本設杭を施工。

    東京駅丸ノ内本屋
  • 2008

    湯西川ダム本体建設

    堤高119mの重力式コンクリートダム工事。
    工事の効率化を進め、実打設19ヶ月の最短施工記録を持つ実績。当社は基礎処理工、法面保護工を施工。

    湯西川ダム本体建設
  • 2011~

    東日本大震災からの復興

    写真の高台移転で実施した、地盤改良による強固な土台築造、環境に配慮した植生吹付ほか、震災直後から各地での社会インフラ復興を支援。

    女川町 東日本大震災復興工事
  • 2012~

    砂防・治山堰堤関連工事

    東北地方を中心に、老朽化した砂防・治山堰堤の補修工事としてグラウト注入工などを実施。

    砂防・治山堰堤関連工事
  • 2013~

    ニュージーランド地震からの復興

    クライストチャーチ市のランドマークである美術館が液状化により被災。当社の実績が買われ高圧噴射撹拌工法による復旧と今後の液状化対策を実施。

    ニュージーランド アートギャラリー復旧工事
  • 2013~

    河川防潮堤耐震補強関連

    隅田川での防潮堤耐震補強をはじめ全国の河川防潮堤の耐震補強のための高圧噴射撹拌工法を施工。

    河川防潮堤 耐震補強関連工事
  • 2016~

    熊本地震からの復興

    高圧噴射撹拌工法による共同住宅の基礎杭補修工事など、熊本地震からの復興に携わる。

  • 2020

    重要文化財 千葉家住宅
    第3期保存修理工事

    歴史的建造物である「千葉家住宅」の建屋盛土地盤円弧滑り防止工事。当社は高圧噴射撹拌工法を施工、併せてその排泥処理費の削減に取り組む。

    重要文化財 千葉家住宅 第3期保存修理工事
  • 2021

    環境実験室を新設

    環境配慮型技術開発の屋台骨であり、最先端の分析機を扱う技術者たちのホームグラウンド。

    環境実験室

環境配慮型技術の開発

  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任 つかう責任

地盤改良の分野から地球環境に優しい技術を開発しています。

ノンフロンで地球環境に優しい地盤凍結工法

  • ICECRETE工法 施工現場の様子

    凍結工法による接続防護

  • ICECRETE工法 凍土の様子

    掘り起こした凍土

ICECRETE工法 自然冷媒を用いた凍結システム
  • 世界で初めてノンフロンの自然冷媒を用いる地盤凍結工法を開発。
  • 実工事での実績で、排出される地球温暖化ガスが従来技術から50%削減
  • 消費電力も従来技術のから40%削減
  • 凍結工法で用いる凍結管の小型化に成功。作業の省力化、効率化を実現します。

※当社試算による。

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土中に生息する微生物の力で汚染土壌を浄化する

バイオジェット工法 狭隘な施工現場

工場内での施工状況

  • 土中に生息する微生物を活性化させVOC汚染を原位置浄化する技術を開発しました。
  • 他の技術では対策の難しい難透水層地盤の浄化が可能です。
  • 施工機械が小さいため、稼働中の工場内部など、狭隘な箇所での施工が可能です。
  • 植物性油を用いた薬剤のため、環境負荷の少ない技術です。

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汚染物質の分解過程と浄化方法

汚染物質の分解過程と浄化方法

高圧噴射撹拌工法の排泥を再利用

土中に生息する微生物の力で汚染土壌を浄化する

排泥の覆土材利用

土中に生息する微生物の力で汚染土壌を浄化する

排泥の地下ピット充填利用イメージ図

  • 高圧噴射撹拌工法では、施工に応じて排泥(建設汚泥)が生じます。
  • 従来、場外処分となっていた排泥の再利用に取り組んでいます。
  • 排泥の品質を適切に管理し、覆土材利用、土塁の築造、地下ピットの充填などさまざまな用途で排泥を再利用しています。

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土中に生息する微生物の力で汚染土壌を浄化する

カルシウム含有量と密度による排泥の品質管理の例

環境実験室の新設

技術センター 事務棟の外観

技術開発の拠点「技術センター」

  • 技術センター内 環境実験室室内

    環境実験室

  • 技術センター内 環境実験室室内 検査の様子

    分析の様子

  • 当社の環境関連技術の更なる高度化を目的に、環境実験室を新設しました。
  • さまざまな分析機を導入することで土壌、汚染物質、改良土などをリアルタイムでモニタリングすることができます。
  • 蓄積されたデータを利用して既存技術の深耕はもちろん、新技術の研究開発にも取り組みます。

さらなる技術革新により
持続可能な社会の実現に貢献します

  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任 つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を

当社は持続可能な社会の実現に向けて、カーボンニュートラルをはじめとした
さまざまな社会課題と向き合いながら、当社の技術に磨きを掛けていきます。
また将来の担い手不足への対策として、ICT施工による業務の効率化や海外人材の活用などにも取り組んでいきます。

ケミカルの技術
  • オーダーメイドシステム

    機械・ツールスの小型化、改良体の径と強度を自在にコントロールするケミカルグラウトのオーダーメイドジェットシステム

  • 環境配慮型技術

    自然地盤との調和、CO2の排出抑制など環境に配慮する工法・技術紹介

  • 雑感

    地震や液状化、地盤凍結について、当社社員による雑感を掲載しています。

  • 技術論文

    当社の技術に関する各種論文紹介