耐震補強・液状化対策技術

詳しい資料はこちら

ABOUT

耐震補強・液状化対策技術について

「耐震補強をしたのでひとまず安心」、と思われていませんか?建物自体の耐震補強がいくらしっかりしていても、建物が建っている地盤や杭が地震で被害を受ければ、建物も健全でいることはできません。地盤にも耐震対策が必要です。
ケミカルグラウトは、耐震診断から地盤調査、そして対策の提案と施工までを一括して行うことができる地下の総合エンジニアリング会社です。

港湾

港湾は、地震発生後の復旧に必要な資機材の搬入や復旧作業の拠点として、また企業にとってはBCP (事業継続計画)における事業継続上の確保すべき物流拠点として、更に重要な役目を担います。弊社は、このような港湾機能を地震から守るため、ジャックスマン®、ジオパスタ、ニューマックス(PneumaX)®三次元ボーリング®等の耐震対策工法の中から、お客様のニーズに合う最適な工法をご提案いたします。

港湾

工場や事務所

工場建屋に耐震対策を行ったとしても地震対策は万全ではありません。地盤が揺れて機械設備がズレたり、配管類に損傷が発生したり、場合によっては建屋の損傷も地盤を起因として引き起こされます。弊社は、工場の稼働を止めずに、ジェットクリート®三次元ボーリング®を駆使し地盤の耐震補強を行う技術と豊富な実績を保有しています。

工場や事務所

病院や学校

大地震が発生すると、病院は負傷者が多数運び込まれその対応に追われます。また学校は避難場所や救援拠点になるなど、平時以上の役割が期待されています。したがって、これらの施設は建物の耐震化だけではなく、ライフライン設備や避難場所となる敷地の確保も重要になってきます。弊社はジェットクリート®、ジオパスタ、三次元ボーリング®などを駆使して、病院や学校の活動に全く影響を与えない、「居ながらの耐震対策」をご提供いたします。

病院
学校

耐震液状化工事 実績

石油貯蔵タンク

旧消防法に基づき設計された石油タンクを、新基準に適合させるため、基礎地盤の液状化対策工事をニューマックス(PneumaX)®で施工しました。機械が小型である特徴を生かし、タンク内の利用できる空間を最大限有効に使った複数セットの施工により、工期もコストも他の提案工法に比べて大きく縮減することができました。

複数基のタンク

旧消防法に基づき設計されたN市の石油タンクを、新基準に適合させるため、基礎の液状化対策工事を三次元ボーリング®で行いました。貯蔵タンク防油提の外から、150mにおよぶ長距離自在削孔を行い、施設の操業を止めずに、複数基のタンクの基礎地盤を一度に改良しました。

液化プロパンガス貯蔵タンク基礎地盤

液化プロパンガス貯蔵タンク基礎地盤の側方流動抑止対策を行いました。埋立地であり、地震による地盤の側方流動が懸念されたため、タンクと護岸の間に格子状の地盤改良ブロックを築造しました。ジェットクリート®の特長を生かし、操業を止めず、送液中のLPG配管の間を変状無く安全に施工しました。

液状化対策

自動車の積み出し岸壁の液状化対策を、ニューマックス(PneumaX)®三次元ボーリング®で行いました。三次元ボーリング®により、岸壁から離れた空き地に施工機械を設置し、自動車の積み込みを邪魔せずに施工を行うことができました。

液状化対策工事

主要自動車道路にある海底トンネル導入部の基礎部の液状化対策工事を三次元ボーリング®で施工しました。施工は注入区間から離れた駐車場に機械を設置し、曲がり削孔で行ったため、交通量の多いトンネルの通行車両には全く支障を与えませんでした。

杭の耐震補強液状化防止

地震で損傷した既設建物杭頭の耐震補強および、液状化層の液状化対策をスーパージェット(大口径地盤改良工法®)とジオパスタで行いました。建物の外周に沿った杭は大きな改良径で外部から、建物内側の杭は、狭い室内から小さな機械で、経済的で効率のよい施工を行いました。

旧法石油貯蔵タンク基礎部の耐震補強

旧法石油貯蔵タンク基礎部の耐震補強としての円弧すべり対策を、ジオパスタで施工しました。機械のコンパクト性を生かして、防油提内配管類に触れずに簡易足場を組み配管の間隙から施工を行いました。

杭の耐震補強

上野動物園のモノレールの橋脚基礎の耐震補強工事をクロスジェット®で行いました。交差噴流により、均質で一定径の地盤改良を杭の周囲に行い杭を補強しました。

冷却水ダクトの耐震補強工事

原子力発電所の冷却水ダクトの耐震補強工事をジェットクリート®で行っています。強度を任意に設定できるので、要求設計強度に合わせて高強度の地盤改良を行っています。

耐震補強としての円弧すべり対策

スーパー堤防の本体を支える地盤の耐震補強としての円弧すべり対策を、ジオパスタで行いました。通常の重機械を使う地盤改良工法では無理な、斜面からの施工も軽量の施工機械を簡易足場に載せて施工しました。

EARTHQUAKE

地震の基礎と被害について

差しせまった地震

日本は、世界中で発生する地震の1割から2割が発生すると言われる地震大国です。たとえば、地震の発生件数は、軽微なものも含めると実に5分に1回の割合になるといわれています。(東京大学地震研究所)。
東海、東南海、南海地震が差し迫った地震として有名ですが、そのほかにも東北から関東にかけて、大規模な地震が発生することが危惧され、早急な対策が望まれています。

液状化による不同沈下・転倒

地下水面より下で、粒子の大きさがそろったゆるい砂地盤では、地震によって地盤が液状化することがあります。液状化が起きると、砂粒が地下水中でばらばらに浮いた液体のような状態になり、建物を支えることができなくなります。さらに、地震後は地下水が分離して地表に噴出するので、地表面が陥没したり動いたりすることがあります。建物が直接基礎で建っている場合は、地表面の変状の影響により、建物が傾いたり(不同沈下)転倒したりすることがあります。

地盤の液状化による建物の転倒

地盤の液状化による建物の転倒

杭の損傷

地震はいろいろな周期と大きさの「ゆれ」が混ざり合っています。また建物や地盤は、それぞれが固有の揺れやすさ(固有周期)を持っています。このため、地 震が発生すると、建物と地盤がそれぞれ異なったゆれ方をし、杭に損傷が発生することがあります。損傷は、建物と杭の接続部で発生する場合が多いのですが、地中の異なった層の境目で発生することもあります。杭は、地盤により横方向から支えられて、建物の荷重を支えています。地盤が液状化すると、この横方向の支えがなくなるので、杭がフラフラした状態になり、損傷を受けることがあります。

杭の損傷

METHOD

耐震補強・液状化の具体的な対策方法について

一般的な地盤の耐震対策工法には、サンドコンパクションパイル工法や機械撹拌式深層混合処理工法などがありますが、いづれも大型の機械を使うので、すでに建っている建物や建造物の基礎地盤の耐震化を行うことはできません。また、施工中に震動は騒音が発生することも、市街地では大きな問題です。
ケミカルグラウトの耐震対策工法は、高度な掘削技術と小型高性能機械に、豊富な施工ノウハウを組み合わせ、既存の建物の直下の地盤の耐震対策を、「居ながら」、または「中から」施工することができます。

居ながら施工

建物から離れたところに機械を置き、そこから、目的の建物直下の地盤の耐震化を行うことができます。これを三次元ボーリング®といいます。高度な削孔技術を用いて、地中の障害物を避け、蛇のように曲がりながら建物直下まで削孔し、地盤を固めます。離れたところから施工でき、かつ施工中の騒音や振動がないので「(建物に)居ながら施工」をすることができます。

居ながら施工

中から施工

小型軽量の施工機械を用いて、狭い場所に機械を置き、直下の地盤の耐震化を行うことができます。これをジェットクリート®といいます。コンパクト、かつ軽快な施工性を生かして、地下室や通路などの狭い場所や稼働中の工場設備の間に機械を置き、建物の基礎地盤を効率よく「中から施工」することができます。

中から施工

CONTACT

地盤に関する設計・施工等でお悩みなら
ケミカルグラウトにご相談ください

お役立ち資料は
こちらから

ご不明な点はお気軽に
お問い合わせください

ページトップへ戻る