近年、私たちを取り巻く社会では環境配慮型の製品の普及、IT化など時代の流れやニーズに合わせて変化してきています。それは建設業界も同様であり、工法や材料、システムも日々進化しています。私の所属する技術開発部では、そのような新工法や新材料、新システムの開発に取り組み、他社との差別化を図りながら、当社独自の技術を構築しています。
現在、私は地盤を凍らせて固める凍結工法を担当しています。工期短縮や設備縮小化、地球温暖化緩和や省エネ化などのニーズに応える凍結工法の新しいシステムを導入する開発において、現場状況に適した材料の開発などを行っています。
多くの材料の中から適切なものを検討し、取引先の方との打ち合わせを行い、文献などを基に実験計画を進めます。実証実験を行い、それら材料などの適性を確認します。実験はいつもトライ&エラーで、思うようにいかないこともありますが、発見の毎日でとても刺激的な仕事です。技術開発部での業務は、ルーティーン化されたものではなく、自ら考え行動する姿勢が大切だと強く感じています。日々の仕事では、想像力と自発性を常に持ち続けるよう心がけています。