ケミカルグラウト株式会社を構成する様々な業種をご紹介します。
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一箇所として同じところはない多様な地盤に対し、建築物や構造物の建設に必要な地盤改良工事をする部門です。
当社は地盤改良部の行う技術の一つである薬液注入工法(ケミカルグラウティング工法)から始まりました。今では建設業界で初めて海外に技術供与を行ったJETGROUT工法などの高度な独自技術をはじめ、多様な技術・工法を、専門知識を活用して軟弱地盤の強化や液状化対策、地盤沈下対策等を行っています。
最近では環境に配慮した新地盤凍結工法ICECRETE工法を用い、出水の多い地盤や大深度化する工事に対応しています。ほかにも激甚化する災害に対して防災・減災の分野から杭の補修・補強を提案・施工をしています。確かな施工で、地域社会のインフラ整備と持続可能な社会の発展に貢献する仕事です。
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土木・建築プロジェクトを基礎から支える部門です。鉄道近接や狭隘で空頭制限が厳しいなど、難しい条件の中でも高度な技術力と提案、計画力を活かし、困難と思われる工事を実現します。
近年では都市部で大規模な再開発工事が多数行われています。複雑化している都市部の地下を確実な品質で建造物を支えます。基礎工事部の請け負う仕事の規模は、他部署に比べて現場の規模(重機・作業員数・受注額)が大きく、本設構造物工事が多いのも特徴です。
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山間部から都市部まで幅広いエリアで施工を行う部門です。ダムの堤体および下部の止水工事から斜面安定工事など、岩盤工事部では様々な工法・工種によって生活基盤を支えています。岩盤工事部の仕事は皆さんの生活においても身近な場所で活躍しています。高速道路などを走っていると、グラウンドアンカー工が施されている山の斜面を見ることが多くあると思います。これらは線状降水帯や大地震などの自然災害により土砂崩れ等を起こさないようにしています。
近年ではグラウンドアンカーの技術が大都市での建築基礎や地下構造物等でも多く使用されるようになっています。地下水位の上昇による地下構造物の浮き上がり防止など、本来の用途以上に発展を遂げています。
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化学物質や重金属などにより汚染された土壌を浄化する工事を行う部門です。今でこそ環境工事・環境対策が当たり前になりましたが、当社では2003年に土壌汚染対策法が施行される以前から海外調査を行い、日本でもこれから環境工事が必要になると予見していち早くその対策に取り組んできました。最近では対策が困難であった不透水層の汚染対策に注力し、微生物とJETGROUTの技術を組み合わせることで、工場など既設構造物が稼働しているままでの土壌浄化を実現させました。
環境部は主に土壌汚染対策法に基づいた調査・設計・施工だけでなく営業活動も自部署で行っている稀有な存在です。
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創業以来、技術立社を社是として「人まねではない、オリジナルな技術の開発」を合言葉に、世界をリードするような地盤技術の研究・開発を担う部門です。また現場支援として新素材や工法、機械の開発やカスタマイズにより施工をサポートすることもあります。
独自技術を自社開発することで、開発過程で得られたすべての知見を活かし、さらなる発展の礎としています。独自工法であるからこそ、様々な条件下において施工できるほか、問題が発生した場合にもすばやく対応できることができます。見えない地盤での工事を「見える化」し、「確かな品質」を提供できるのが当社の大きな強みになっています。
また工法開発の元となる地盤改良や、土壌浄化に関連した基礎研究を、公的な研究機関や大学と共同で行っています。
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地盤や基礎に関する工種や工法を熟知した技術者が在籍し、その工事に適用予定の工法のみならず、工事の目的を達成することのできる複数の工種や工法と、その前後作業も含めて検討最適化して、技術提案を行っている部門です。要求品質に対して、過大でも過小でもない、お客様のメリットが最大になるような「確かな品質」を確保し、地盤改良のオーダーメイドに対応することを大切にしています。「確かな品質」を確保するための「見える化」を実現するために、耐震設計での動的解析に関する基礎研究を大学と行っているほか、設計で用いる改良土の諸物性値の精度向上のため、施工後の土性値もデータベース化しています。
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事務部門に属する社員の大半は総務または経理に携わるような業務を行います。
毎月の定型業務の他、トラブル対応など、「社員の困った」をサポートし、解決に導きます。現場で頑張る社員を見守り、仲間を思いやる事ができる仕事です。当社は縁の下の力持ちのような仕事をしていますが、そんな仕事をする人たちを陰で支える真の縁の下の力持ちのような存在です。会社が行っている事業に興味をもって、現場で働く人のために支援する温かい気持ちで業務に当たれるような人が多い部署です。